はじめに
今日,令和4年4月21日付けで74期の弁護士の一斉登録が行われたようです。
新規登録者の情報は2ヶ月後くらいの自由と正義に載りますが,新規登録者の情報をいち早く知りたい方もいると思われます。
紙媒体ではなく,会員HPの弁護士名簿には比較的早めに反映されます。
今回は,意外と知られていない弁護士名簿をダウンロードする方法を簡単に解説します。
やりかた
まず,日弁連の会員用HPに行きます。
そうすると以下のような画面になると思います。
IDを登録済みでしたらこのままログインしましょう。登録していない場合はこの機会に登録することを強くお勧めします。
ログインするとこんな画面が表示されます。ここで「弁護士検索」を選択します。
日弁連会員HPの「弁護士検索」は優秀で,一般向けHPとは異なり,期が表記されますし,ダウンロードも可能なのです。
するとこんな画面になります。「全会員データをダウンロード」を選択します。
この画面でダウンロードすれば,全会員のデータがcsvファイルでダウンロードできます。
csvファイルはエクセル等で開ける形式です。あとはデータを加工すれば色々とできます。
・・・とやるのは実はあまり賢い方法ではありません*1。というのも,これでやると,外国法事務弁護士や沖縄弁護士も含めたデータとなってしまうからです。
弁護士検索の画面で,何も入力しない状態で検索を行います。ここで出てくる画面で「ダウンロード」すれば(日本法)弁護士のみのデータが出てきます。
これを応用すれば,特定の期だけの弁護士や,特定の氏名の弁護士だけのデータを取得することが出来ます。
新規登録者の場合は「74期」と指定して検索するとよいでしょう。
更新日
このようにしてダウンロードしたデータですが,基本的には前日~前々日くらいのデータとなっています。
検索結果から誰でも良いので詳細を表示すると更新日時が確認できます。このエントリを編集している際には4月19日付けとありました。
ですので,一斉登録者の情報が載るのは4月22日ないし4月25日ではないかと思われます。
データを利用した実例
私はこのようにしてダウンロードしたデータを用いて,色々な調査を行ってきました。いくつか紹介しましょう。
これは,女性弁護士に多い名前ランキングを作った際のデータです。
これは,60期以降の弁護士の登録地を調べた際のデータです。
このような感じで,お遊びから,法曹人口問題等を論ずるための政策的なデータまで取れてしまいます。しかも事務所にいながらにして,ダータで。
もちろん,定期的にダウンロードしておくと弁護士の事務所遍歴とかが分かってネトストが捗るというような使い方もできます^^
まとめ
みんなも弁護士名簿をダウンロードして色々なことに使おう。
*1:このエントリを書きながら気付きました。それまではダウンロードしたデータを登録番号順に並び替えて外国法事務弁護士と沖縄弁護士を削除していました・・・。