刑裁サイ太のゴ3ネタブログ

他称・ビジネス法務系スター弁護士によるニッチすぎる弁護士実務解説 TwitterID: @uwaaaa

4大判例検索システムを徹底的に比較してみた

はじめに

 こんにちは! 刑裁サイ太と申します!
 本稿は「裏法務系 Advent Calendar 2023」の12月14日分の記事です。
adventar.org
 伝説の「法務系lightning talk」には何度か参加させていただきましたが,「法務系 Advent Calendar」には意外と初参加です。
 一言で自己紹介しますと「面白判例を探求している同人作家兼弁護士」です。判例検索によって得られた面白裁判例を紹介したり,他では論じられていない法律系コラムを掲載する「大嘘判例八百選」という同人誌シリーズを累計1万部以上発行しています*1
 場違い感極まりないですが,判例検索システムに関する記事は本企画に参加される皆様にも有用かと思いますので,駄文にお付き合いくだされば幸いです。

本稿の趣旨

 かつて,当職の薄い本「大嘘判例八百選第4版」*2において,かのid:ronnorさんと合同で「判例検索システムクロスレビュー」という企画をやりました。
 ゲーム雑誌「ファミ通」誌上の4人の編集者が新作ソフトをそれぞれ点数を付けてレビューするという名物コラム「クロスレビュー」を,判例検索システムでやってみようという先進的な企画でした。
 当職ごときが書いただけではクソ記事だったと思いますが,ronnorさんという判例検索ガチ勢に加わっていただいたことで今読んでも読み応えのある記事になりました*3
 この「判例検索システムクロスレビュー」の発表から9年が経過しました。その後,あまり判例検索システムの特徴を比較した記事はないように思われました。あったとしても総花的に論じるようなものが多く,ベンダ側の「営業の表現,約束」に留まらず,現場での実際の使用感や強み等を論ずる「顧客が本当に必要だったもの」は皆無といって良いと思います。
 そんな中,今年になって,「判例秘書」を提供する株式会社エル・アイ・シーの株式を弁護士ドットコム株式会社が取得するというニュース「ウエストロー」を提供するウエストロー・ジャパン株式会社の事業の全部をトムソン・ロイター株式会社が譲り受けたというニュースが飛び込んできました。これにより再編が加速し,戦国時代へと突入しつつあるように思われるところです。
 そこで,改めて,本当は10周年の方がキリが良かったんですが,判例検索システムを評価する記事を書こうと思ったというわけです。

比較対象と比較方法

 少し前までは有償の国内の判例検索システムは,戦国時代の様相を呈していました。しかし,今では「TKC」「判例秘書」「Westlaw Japan」「D-1law」の4つに絞られたように見えます。今回はこの4大判例検索システムを比べます。法令検索システムも含まれていたりしますが,あくまで判例を検索する機能に着目しています。。

 今回はクロスレビュー方式ではなく,サイ太名人1人によるレーダーチャート方式で評価してみたぞっ。
 「価格」「使いやすさ」「機能」「登載判例数」「独自性」の5軸をそれぞれ10点満点で評価します。
 「価格」は公式発表の数字を評価対象にしています。最近は公表していないケースもあるので,そういうのは相応に低評価にしています。ただ,ぶっちゃけ価格は交渉の余地があり,キャンペーンや事務所内割引,昔からお付き合いさせていただいているので値上げはできないですね・・・等があるので,あまり参考にならないかも知れません。キャンペーンも頻繁に行われている上,交渉も可能なので賢く利用しましょう。
 「使いやすさ」は,UIがイケてるか否か,動作の重さや実際に検索できるまでのクリック数等のUX的な観点で評価します。
 「機能」は,ブックマークや履歴表示,ジャンプ機能,審級表示等の拡張機能等をUIの観点を度外視して評価します。
 「登載判例数」についても公式発表の数字を評価対象にしています。ただ,コレも最近は公式に発表していなかったり約●万件登載などと曖昧にしているベンダもいます。どの社も件数を増やすために裁判所HPで日々公開される知的財産判例集をそのまんま登載していたりして,件数にどれほどの意味があるのか分からなくなっています。でもせっかく調べたので評価しています。
 「独自性」は,その判例検索システムが得意とする分野や,他のものにはない優位点等がどれほどあるのかを評価対象にします。他の項目で既に評価されているものでも,特に優れているものについては加点対象にしています。
 見落とし等あるかも知れませんが,ご容赦を。

COI開示と注意事項

 本題に入る前にCOI,すなわち利益相反についても言及しておきます。
 当職は,本稿執筆時点では,4大判例検索システムのうち,利用頻度順に「Westlaw Japan」「判例秘書」「D-1law」を常用しています。*4
 日頃から宣伝するからクレクレと言っているのにいずれの業者からも一銭も貰っていませんし,本稿執筆自体についても特段の便宜を受けていません。
 営業や開発に近い方と直接話をする機会もあり,具体的な提案をしたこともありますが,もちろん対価はありません。*5
 ・・・そんな感じでダータなのを良いことに,判例検索システムに対して無責任に放言する企画です。使い勝手が悪い点を論う記事になっているような気がしないでもありませんが・・・(小声)
 完全に当職の主観ですので,鵜呑みにせず,実際の判例検索システムがどうなっているかは,キミの目で確かめてくれ!

Westlaw Japan


 トムソン・ロイター社が提供する判例検索システム。元々は,同社と新日本法規出版株式会社の合弁会社たるウエストロー・ジャパン株式会社が運営していたが,前述のとおり,最近,トムソン・ロイター社に事業譲渡された。
https://go.westlawjapan.com/


「価格」 5

現在の基本パッケージ料金はなぜか表示されていない。
https://www.westlawjapan.com/solutions/products/westlaw-japan/lineup/basic-package/
会社名がトムソンロイターになる前の資料があったが月額10,962円~。
https://www.westlawjapan.com/pdf/wljp/WLJP-Basic-Package.pdf

「使いやすさ」 8


・フリーワード検索欄*6が有用。検索記号が豊富で,and/or/butnotのほか,「前後の語句がn文字以内に含まれる」というマニアックな検索が超便利。*7

・検索画面が1画面に収まる。その割には裁判官検索や事件名検索等も抑えている。
×
・検索画面を1画面に収める都合上,加齢に伴いやや文字や入力欄が小さいきらいがある。
・動作はやや重い。ベンダ側が「『データを読み込んでいます』という表示を出す」という判断をするくらいには待ち時間がある。
××
・環境によってはマウスオーバーで開くメニューが被ってブックマーク等を選択できなくなる。

「機能」 9

・ブックマーク,検索履歴機能あり。
・「東京地判平成25年4月26日判タ1416号276頁」のような引用スタイルで判例をコピーできる機能がつい先日追加された。ある程度のカスタマイズも可能で便利。
・見出しごとの表示機能。
・なぜか「東京大学法科大学院ローレビュー」と「法学論叢(京都大学)」が無料で読める。

「登載判例数」 8

判例は、戦前の判例を含む約30万件以上(2021年3月現在)を収録し、実質的に日本で最大の判例データベース。
https://www.westlawjapan.com/solutions/products/westlaw-japan/
「約」と「以上」が怪しく,「実質的に日本で最大」はやや誇張されすぎているように思われなくもない。

「独自性」 7

・引用スタイルで判例をコピーできる機能はカスタマイズできる点も含めて独自性が高い。
・前後の語句の間隔での検索も独自性が高い。もっとも,使いこなすのには熟練が必要か。
・事件名検索も独自性が高い。一部を入れると候補が出てくるので,面白事件名を探すのが捗る。
・今後は,トムソンロイター社の直轄になり,発展が期待できる。

総評

 良くも悪くもバランス型の判例検索システム。 取り立てて突き抜けた要素があるわけではないが,UIにもそこまでクセがなく,メインのシステムとしては十分に選択肢に入る。
 出てきた頃の判例秘書的な印象があったが,現在では裁判所が採用していないことが逆に強みになっているようにも思われるところである。
 トムソンロイター社の直轄になったことにより,様々な施策が期待でき,将来性も高い。

TKCローライブラリー


 株式会社TKCが運営する判例検索システム。以前は「LEX/DBインターネット」という名称であったが,その名で呼ばれることはほとんどなくTKCと呼ばれ続け,そのせいかサービス名がいつの間にか変わった。
www.tkc.jp


「価格」 6

判例検索のみで月額9900円。
https://www.tkc.jp/law/lawlibrary/plan/price/

「使いやすさ」 4


・独自の「LEX文献番号」を発行しているが,検索画面では一番下にあって主張が控えめ。

×
・ブックマークから検索画面まで5クリック+別窓が開く。ステップが多い。
・「裁判所検索」が,ラジオボタンとドロップボックス式の併用。「仙台高裁管内の地裁に搾って検索」とかが出来ない。
・フリーワード欄を入力後,Enterキーを押しても検索されない。いちいちマウスを持つ必要がある。
・二重ログインとかにうるさく,余計なクリックが発生することが多い。

××
・フリーワード欄が長方形の羅列がデフォで見栄えも使い勝手も悪いUI(一応,設定で検索式方式に切り替え可能だが記憶されない。)。
・そのことによって検索画面が1画面に収まらない。
・当職が十数年前に初めて触ったのがTKCであったところ,その当時からUIがほぼ変わっていない。

「機能」 6

・誤字脱字指摘フォームにすぐアクセスできる。

「登載判例数」 9

判例収録数32万件超、文献情報97万件を含む法律情報収録総数は265万件超!
LEX/DBインターネット TKC法律情報データベース

「独自性」 6

・「季刊刑事弁護」で知られる現代人文社提供の「刑事事件量刑データベース」があるのはTKCだけ。裁判員裁判で用いるデータベースと同じように使える。もっとも,収録件数が少ないのが気になるが・・・。
・「別冊判タ」で知られる判例タイムズ社提供の「交通事故過失相殺事例データベース」もTKCだけ。交通事故のデータベースは他社にもあるが,別冊判タとクロスリファレンスできるのはとても良い。

総評

 判例検索システムの草分け的存在。当職も法科大学院時代に初めてTKCを触れることとなり,その便利さと判例検索の楽しさに衝撃を受けたものである。
 もっとも,当職はその当時から使い勝手の悪さを感じていた。そこから十数年が経過するも,プリミティブな(婉曲)UIのままである。当時は他にシステムがなかったからそれで済まされていた部分があったと思われるが,他の選択肢がある中でこのUIを墨守している理由がよく分からない。「判例検索システムクロスレビュー」にも記載した「所詮は●●●のシステム」との感想は正しかったと確信している。
 ただ,刑事事件と交通事故についての独自性は特筆すべきものがある。これらの事件を扱っているのであれば,メインとは行かずとも,サブとして有用であると考える。

判例秘書


 株式会社LICが提供する判例検索システム。こちらもLLI/DBというサービス名も使われていたがほとんどその名で呼ばれることはない。このたび,弁護士ドットコム社の傘下に入った。
LIC会員ログイン

「価格」 10

平成27年の二弁フロンティアに「月5000円」との表記がある。
https://niben.jp/niben/books/frontier/frontier201511/2015_NO11_20.pdf
例によって現在の費用は公表されていないが,とにかく安さをウリにしていた記憶がある。

「使いやすさ」 6


・動作が軽いのは◎。

・ログイン画面→メニュー画面→検索画面→検索結果という標準的な構成。
×
・日付指定検索「から」が気になる。もっとも,好みの問題程度ではある。
・数字を入力する場合,全角だと弾かれて「半角で書け」というウィンドウが出る。しかし検索画面では半角指定の文言なし。
××
・検索結果画面で判例を表示すると,勝手にチェックが入る。それだけならよいのだが,次のページに飛ぼうとすると「選択したものは、次の一覧画面を表示するとキャンセルされます。」というウィンドウが開き,OKをクリックするまで次のページに飛べない。ずーーーーーーーっと文句を言っているが直らない。
・任意語検索欄に入力欄が大量に並んでいるというTKCスタイル。見栄えも良くないし機能的でもなく,マイナス評価。
判例秘書側が独自に「判例番号」を付しているところ,検索画面の最上部に判例番号の入力欄がある。独自の規格を作るのは構わないが,定着しているわけでもないのに押しつけてくるのはユーザーフレンドリーとは言えまい。
・前2者の結果,検索画面が「楽天かよ」というツッコミを入れたくなる縦長画面になっている。無駄にホイールを回させるのは罪深い。

「機能」 6

・検索ワードを入力すると同義語をAIが設定してくれる「or条件アシスト機能」がある。
・「書庫」という名のブックマーク機能がある。
判例表示画面での便利機能は貧弱。

「登載判例数」 7

判例秘書は、収録判例数約21万件以上」と,平成27年の二弁フロンティアに記載がある。
https://niben.jp/niben/books/frontier/frontier201511/2015_NO11_20.pdf
あれこれ調べても現在の数字が出てこず,手間を取らせた罪と件数で勝負できないことが窺われるので相対的には低評価。

「独自性」 6

・裁判所が採用している*8。もっとも,裁判所が採用していないものの方が,裁判所を説得できる材料が眠っているとの評価はあり得る。
・今後,親会社となった弁護士ドットコム株式会社との協働により,AIや書籍閲覧機能等との連動が期待できる。

総評

 良く言えばスタンダードでオールドスクール,悪く言えば古めかしい判例検索システム。
 ただ,昔から費用面では他の追随を許さず,「判例検索システム」というものをここまで広めたのはこの「判例秘書」で間違いなく,その面では功績は大きい。裁判所が採用していることもウリで,おそらくシェアも現在も上位ではないかと思われる。
 しかしながら,特にUI周りの改修が遅れていると言わざるを得ず,登載件数も非公開になっていることから,営業の方に重点的に資源を投入しているということが見て取れる。弁護士ドットコムの傘下に入ったことでAIや書籍と連動する機能の導入に期待が高まるが,このままのUIでどうなるかは未知数である。

D-1


 第一法規株式会社が提供する判例検索システム。
d1l-dh.d1-law.com

「価格」 5

調べる限り非公開。費用はそこまで高くない印象であるがこれは残念ながら低評価待ったなし。

「使いやすさ」 10


・フリーワードで「R5.12.14」などとすると年月日指定検索になる。*9
・再ログインを要求される頻度が圧倒的に低い。
・後述するとおり機能が充実しており,ストレスフリー。
・大規模アップデートが2回くらい入った記憶があり,定期的な改良に期待が出来る。

・それでいて判例検索画面は1画面に収まる。
判例をクリックすると新しい窓・タブが開く。
×
・動作が少しだけ重いが,新しい窓・タブで開くためそこまで気にならないか。

「機能」 9

・「よく使う検索」機能。
・ワード検索して判例を開くと,自動的にワードに飛ぶ。
・「こんな判例も」機能。冗談で言っていたが本当に実装されるとは・・・。
・「時系列」機能。時系列に関する箇所がハイライトされる。
・検索結果で,認容・棄却・破棄・有罪・無罪などで絞り込める。
・目次機能。主文・理由・当裁判所の判断などに飛べる。
・審級表示機能。他審級事件にすぐに飛べる。
・そもそも判例の表示が「大阪高決令和5年2月27日判例時報2561・2562号5頁」などとなっており,引用スタイルそのまま。
・設定も細かい。印刷時の余白の設定も可能。
・という感じで,挙げていたらキリがないほど多機能。
・惜しむらくは他文献へのリンクが弱いか。*10

「登載判例数」 9

「31万件以上の判例情報を収録」
https://www.daiichihoki.co.jp/d1-law/
別ソースでは「約29万件の判例を収録」とあったが,古い情報か。
https://dtp-cm.d1-law.com/service_info/hanrei.html

「独自性」 8

・裁判所が採用している*11。もっとも,裁判所が採用していないものの方が,裁判所を説得できる材料が眠っているとの評価はあり得る。
・最先端のUIは独自性としても高評価を与えることができるレベル。

総評

 UIでは間違いなく最強。その上で裁判所も採用しており,文献リンク以外の機能面においてはほぼ隙がない。
 もっとも,費用面の情報非公開が響き,全体の評価は必ずしも振るわなかった。それに引き摺られて知名度に劣る印象もあり,もったいなさがある。費用面が公開されていないというのは,裏を返せば交渉等でどうとでもなるということでもあろうか。
 やや後発であるためか,ぱっとしない印象をもたれているイメージがあるが,一度は触っていただきたい判例検索システムである。

レーダーチャートまとめ

判例検索システムの選び方

 という感じで4大判例検索システムを見てきました。最後に,実際に判例検索システムをどう選べば良いかという話も言及しておきます。
 当職個人の感想ですが,これからはメインとサブで使い分ける時代かなあと思っています。
 当職を初めとする判例検索ガチ勢としては複数の判例検索システムを使い分けるのは当然のことなのですが,そうではない一般のエンドユーザーであっても,複数を使い分けるのが良いと思います。
 「文献に引用されている判例の原典に当たろうとしたが,自分が使っている判例検索システムには登載されていなかった」というのは皆さん誰しもが経験があるのではないでしょうか。知られていない判例を知っていることは,法務においても訴訟においても,間違いなくチカラになります。
 また,ガチでリサーチをするとなると大量に判例検索をする必要が出てくることもあろうかと思います。その時の手間に軽減してくれるのはUIです。イライラしながらチマチマと判例検索をさせられる苦労は,おそらく当職が世界で一番味わっています。


 以上を踏まえると,メインにはクセがなく,使いやすいものを。サブには使い勝手は度外視で,独自性に強みがあるものを。その上で,可能であればいずれかは裁判所が採用していないシステムで。というような指針になるでしょうか。
 もちろん費用面にも留意が必要です。月額料金は決して安くはありません。できるだけ費用は抑えたいところです。この手の記事ではあまり言及されていませんが,超おトクな事務所内割引や複数ID割引等もあったりするので,共同事務所であれば他の弁護士が何を使っているか等も踏まえて判断されるとよいと思います。

参考文献

 文中・脚注で示したもののほか,判例検索システムの比較に役に立つ,信頼のおけるサイトを参考文献としておいておきます。
ronnor.hatenablog.com
blog.livedoor.jp
rnavi.ndl.go.jp


 また,法務省に「民事判決情報データベース化検討会」が設置されています。現状では裁判所からの提供と判例検索システム各社の収集されたものしか公開されていない現状を打破すべく活動しています。議論は尽くされておらず*12,実現はまだまだ先のようですが,このようなデータベースができたときに判例検索システムがどうなるのかを考えるためにもチェックしておいてもよいかも知れません。
https://www.moj.go.jp/shingi1/shingi09900001_00004.html


判例検索の具体的な技法については,当職の以下の記事があります。
www.kanto-ba.org
keisaisaita.hatenablog.jp

*1:イベント参加を休んでいる上,訴外とらのあなの在庫が引き上げられたので,現在は入手困難となっています。

*2:初出:2014年12月31日。同総集編Ⅱにも所収。いずれも絶版。

*3:改めまして,ronnorさんには感謝申し上げます。

*4:なお数年前までは「D-1」の代わりに「TKC」というポートフォリオでした。

*5:なお提案した一部の機能は本当に実装された模様

*6:長方形が並ぶand/or検索にも切り替えられる。

*7:たとえば,「訴訟費用は,これを +4 億」と検索すると,「訴訟費用は,これを」(任意の1~4文字)「億」という文字の並びが検索できる。実際,これで億単位で訴訟費用を分割している事例を発見することができた。

*8:https://yamanaka-bengoshi.jp/wp-content/uploads/2022/12/%E6%B3%95%E5%BE%8B%E9%9B%91%E8%AA%8C%E7%AD%89%E6%A4%9C%E7%B4%A2%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E3%81%AE%E5%88%A9%E7%94%A8%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E8%AB%8B%E8%B2%A0%E5%A5%91%E7%B4%84%E6%9B%B8%EF%BC%88%E4%BB%A4%E5%92%8C%EF%BC%92%E5%B9%B4%EF%BC%94%E6%9C%88%EF%BC%91%E6%97%A5%E4%BB%98%E3%80%82%E5%8F%97%E6%B3%A8%E8%80%85%E3%81%AF%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%BC%EF%BC%89.pdf

*9:説明や案内を聞いた記憶がないのに,いつの間にかできることを知っていた。

*10:契約によるかも。

*11:https://yamanaka-bengoshi.jp/wp-content/uploads/2021/03/%E6%B3%95%E4%BB%A4%E3%83%BB%E5%88%A4%E4%BE%8B%E7%AD%89%E6%A4%9C%E7%B4%A2%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E3%81%AE%E5%88%A9%E7%94%A8%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E8%AB%8B%E8%B2%A0%E5%A5%91%E7%B4%84%E6%9B%B8%EF%BC%88%E4%BB%A4%E5%92%8C%EF%BC%92%E5%B9%B4%EF%BC%94%E6%9C%88%EF%BC%91%E6%97%A5%E4%BB%98%E3%80%82%E5%8F%97%E6%B3%A8%E8%80%85%E3%81%AF%E7%AC%AC%E4%B8%80%E6%B3%95%E8%A6%8F%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%EF%BC%89%E2%86%92%E5%8F%97%E6%B3%A8%E9%A1%8D%E3%81%AF%E4%BB%A4%E5%92%8C%EF%BC%92%E5%B9%B4%E5%BA%A6%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BB%A4%E5%92%8C%EF%BC%96%E5%B9%B4%E5%BA%A6%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%81%AE%EF%BC%95%E5%B9%B4%E9%96%93%E3%81%A7%EF%BC%92%E5%84%84%EF%BC%91%EF%BC%93%EF%BC%90%E4%B8%87%E5%86%86.pdf

*12:11回目となる令和5年10月25日の会合でも「適切な仮名処理のあり方」を議論しているような状況です。