刑裁サイ太のゴ3ネタブログ

他称・ビジネス法務系スター弁護士によるニッチすぎる弁護士実務解説 TwitterID: @uwaaaa

給費制の元で司法修習を受けていれば,今からでもKKRメンバーズカードは作れます

はじめに

 ということで,ステマ色が徐々に見え隠れしてきたゴ3ネタブログですが,言いたいことは標題のとおりです。ソースは俺!
 某FBでクレジットカードの話題が出ていたので,まとめてみようかなと思いまして筆を執りました。

いやいや,そもそもKKRって何よ?

 すみません,申し遅れました。
 KKK KKRとは,「国家公務員共済連合会」の略です。国家公務員向けの共済組合ですね。
https://www.kkr.or.jp/
 これの会員カードとクレジットカードが一体化したカードがKKRメンバーズカードなんです。Wikipediaにも,「年会費無料のゴールドカード」の例に挙がっているくらいのメジャーなカードのようです(?)。ブランドはVisa・MasterCard・JCBから選べます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89
 へー,年会費無料のゴールドカードかあ。悪くないかも。今見たら,婚活プログラムも運営してるみたいだね。こりゃもう入るっきゃないっしょ!
 あ,でも「国家公務員」ってあるし,現役の国家公務員じゃないとダメなんでしょ?

入会資格

入会資格は以下の条件です。
国家公務員共済組合連合会に加入する各単位共済組合の組合員の方
国家公務員共済組合連合会からすでに年金を受給されている方(旧令年金・ガス障害者を除く。)
国家公務員共済組合連合会から今後年金受給予定の方

 給費制の元で修習した方は,「裁判所共済組合」に加入していたはずです。裁判所共済組合はKKRに参画しておりますので,修習中は1番目の現役の国家公務員共済連合会の組合員として入会できました。実際,修習中にも折に触れて「メンバーズカード作りませんか?」的な案内がたびたび来ておりました。当職のようなものぐさ太郎は,そのような案内を無視しておりましたが,回りの同期なんかは結構作っていた人が多かったように記憶しています。
 ん?そうすると,修習が終わっちゃってると作れないってこと?そんなのってないよ!年会費無料のゴールドカード欲しいにょろ~。
 いえいえ,そんなことはなく,1年(とか1年4ヶ月とか1年6ヶ月とか2年とか)の修習期間中,裁判所共済組合に加入していて年金も払っていたので,将来的に年金がわずかばかりもらえます。ということで,「今後年金受給予定の方」に該当するのです。

実際の手続は?

 やっほーい!KKRカード作れるんだー!でもどうやって?
 まず,申込書セットを入手する必要があります。コチラから請求することができます。
https://www.kkr.or.jp/hotel/memberscard/inquiry/s-mcard-num-w.html
 あるいは,裁判所の共済組合係に行って入手する方法もあります(当職はこっち)。
 「退職時の共済組合」は「裁判所共済組合」,「退職時のお勤め先」は「(修習配属先)地方裁判所」ということになります。退職年月日は研修所の終了日?でいいんじゃないですかね?(適当ですが,こんなのでも作れましたのでご安心をw)
 請求すると,数日後に,パンフレットと封筒が一体化した申込書が届くかと思います。その申込書に何を書くのかはちょっと忘れましたが,コールセンターの人に問い合わせながら書くといいと思います。不備があると連絡があったような記憶もありますので安心です。・・・雑な説明なのは手元にないからだよ!
 ただ,ひとつだけ必要なものがあります。修習配属先の地方裁判所の共済組合係の「共済組合員であったことの証明書」がそれです。当職の場合は,直接行って事情を話したところ,すぐに分かってくれました。当職は修習先の配属先が近かったので楽でしたが,遠方だと郵送でやりとりするのがちょっと面倒かもしれません。
 いずれにせよ,審査が終わると,カードが手元に届きます。

ゴールドカードの特典は?

 詳しくは公式サイトをご覧いただければと思いますが,婚活パーティやら出張パックやら,色々と特典があります。
 カードを使ってあれやこれや,物欲その他の欲を満たしてください!

まとめと展望

 そんな感じで,給費制の元で修習を受けた方は,今からでもMMR KKRメンバーズカードを作れます。興味のある方は作られてみてはいかがでしょうか。

 しかし,給費制と貸与制の違いって,こういう面にも現れているんですよね。貸与制だと共済にも入れないから国民健康保険国民年金なわけで。のん気に「KKRメンバーズカード入れるよ^^」などと言っているのが申し訳なくなります。
 何年か修習に行くのが違う,たったそれだけで,ここまで大きな違いが生じていること自体,不合理だなあ。と,金色で富士山が大きく書かれたこのカードを提示するたびに,そんなことを考えています。

参考文献

 今回はソースは俺なので,参考文献なんぞありません。